◆ペルシャの風に触れたくて

 ちょっとキザなタイトルですが、そんな気持ちからイランへ出かけることにしました。

 シリアやヨルダン、リビアを訪れ、素晴らしい遺跡の数々に触発されて「どうしてもイランへ」との旅心がうずき出しました。

 中央部を12日間で回るツアーですが、もっとも期待しているのは、やはりイスファーハンとペルセポリスです。

 イスファーハンは16世紀にペルシャの王朝として誕生したサファヴィー朝の首都です。

 その後の繁栄ぶりは「世界の半分を見るようだ」といわれるほどの豪奢なものだったそうです。

 現在もいたるところに当時の名残をとどめていて、エマーム広場を中心に見るべき名所がふんだんにあると聞いています。

 一方、ペルセポリスはアケメネス朝ペルシャの王宮跡です。紀元前520年から60年もの歳月を費やして完成させました。

 後の時代になって、アレキサンダー大王の侵攻で破壊されましたが、広大な敷地に貴重な遺品が数多く残されているそうです。

 私がとくに楽しみにしているのは、階段などに施されているレリーフです。

 その他に首都・テヘラン、ハマダン、ケルマンシャー、カシャーン、ヤズド、シラーズなどを巡ります。

 期待に違わぬ旅が予想され、5日の出発を前に胸が弾んでします。

 イランはイスラム教国の中でも戒律が厳しいシーア派を国教に定めています。
 観光客にも他国にはない条件が求められます。
 
 特に女性は滞在中、現地の女性と同様の着衣を強制されます。
 丈の長い黒っぽい上着にスカーフの、あの姿です。上着はチャードル、スカーフはヘジャーブです。

 女性はヒップラインが見えてはダメ、髪が見えてはダメ、というのです。自由な服装になれるのはホテルの自室でだけ。

 半面、男性は気楽です。アルコール厳禁、というほかには条件はありません。

 郷にいれば、何とやらです。ルールを守って見るべきものをばっちり見てきたいと思います。