◆今年の年賀状

 今年もまた友人や知人ら、多くの方から年賀状をちょうだいしました。うれしく、ありがたいことです。

 年に1度だけの便りも多いのですが、その1通で近況を知ることができ「年賀状の効用これにあり」を実感しています。

 ところで年賀状にも時代が反映されるのは当然です。
 
 今年は自家製プリント、つまりパソコン仕上げの賀状が急に目立ったように思います。それも私と同年代か、その前後の年代の方に増えました。
 末尾に今年新たにメールアドレスを添付した方もおりました。
 高年齢層のパソコン普及率の高さが伺えました。

 それと電子年賀状が増えたのも今年の特徴です。
 カード式、アニメ画像を取り込んだ楽しいものなどです。
 ずいぶんと手間暇かけて制作されただろうと思われる手の込んだ労作もありました。デジタル芸術品というか、デジタルアートとというか、今後さらに増えそうな予感がしました。

 絵心のある方、書に親しまれている方からの自筆賀状には、ただただ見ほれるばかりです。

 さて、内容ですが、おおまかにいって昨今の世相を憂い、新世紀への期待をしたためたものと近況報告の類に二分されました。

 近況報告では「妻の死から1年有余。やっと自立できるようになりましたが、今になって妻のありがたみがしみじみ思い出されます」という文面にほろりとさせられました。
 「不慮の病から立ち直って会社へ出られるようになりました」という嬉しい内容がありました。

 また、「今春、嫁と姑の二人展を開きます」、「65歳。ホームステイしながら海外を一人旅します」と、希望にあふれた明るい便りもありました。

 「南米に行きます。ご一緒しませんか」との誘いもありました。

 形式はパソコン仕上げであれ、電子賀状であれ、1通、1通に人それぞれの生き様が織り込まれていて、微笑んだり、同情したり、共感したり…。
 
 「年賀状っていいな」。来年も待っています。