◆旅は道連れ

 旅というのは、時に思いもかけない出会いを演出してくれるものです。

 きょう、岐阜県の女子大生からメールが届きました。「ホームページのパキスタン北部旅行記を読みました」と、感想が書かれていました。

 9月にパキスタンを旅した際、一緒だった女性です。うれしい便りでした。

 私の旅行は簡便な団体ツアーがほとんどです。ですから、それまで見ず知らずだった多くの人と同行します。

 12日−15日間も生活を共にしていると、それぞれの人柄が自ずと見えてきます。

 意気投合できる人もあれば、わがまま勝手で波長の合わない人もいます。
 折り合いをつけながら長丁場の旅を続けます。

 嬉しいのは、波長の合う人に巡り会ったときです。旅が数倍も楽しくなります。

 私は出かけるときに、妻と一緒の写真を配した住所入りの挨拶状をつくって持参します。
 
 最終日、世話になった人たちに差し上げるのですが、1枚の挨拶状が後のち得難い交流を生んでくれることがあります。

 女子大生もその一人です。他にもモロッコ同行の男性と女性、シリア同行の女性ともメール友達になりました。

 先日はリビア同行の男性から「新高梨」が送られてきましたし、北スペイン同行の女性は九州から長電話をしてくれます。

 モロッコ同行の男性とは北スペインへも一緒しましたし、「良いコースがあったら一緒しましょう」と声を掛けてくれる女性もいます。

 旅の喜びは名所旧跡などから得る感激や感動にあることは当然ですが、時として得難い出会いを与えてくれるものです。

 「今度はどんな人に出会えるかな」。出発前の期待は膨らみます。

 私はこれからもしばらくは旅をしようと思っています。どんな出会いが待っているのか。旅というのは嬉しく、楽しいものです。